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大阪てら子 40「そろそろモバイル開発について語ろうぜ」

大阪てら子 40「そろそろモバイル開発について語ろうぜ」

こんにちは!

先日行われた、大阪てら子40「そろそろモバイル開発について語ろうぜ」について軽くまとめてみます。
モバイルコンテンツを作る方法ってこんなにあったんですね!な内容でした。

iPhoneサイトだの、Androidアプリだの開発環境についてみなさんが教えてくれました

僕が特に知りたかったモバイル開発について、参加者のみなさんがそれぞれ違うアプローチで紹介して頂きました。
ありがとうございます!以下にいくつか連ねていきますね。

Corona

corona

@hc_nakahara さんが『Corona』について発表してくださいました。

CoronaはiOSとAndroidアプリの同時開発を可能にする開発プラットフォームです。
物理演算エンジンとしてお馴染みの『Box2D』や、Facebookとの連携などゲーム作りに便利な機能も簡単に作れるのだとか。

日本コロナの会 @hc_nakaharaさんの資料によると、
Coronaは元Adobeの人が作ったものらしく、記述ルールもAS3と非常に似ているようです。

サンプルゲームも見せて頂いたのですが、確かにお手軽簡単に数十行の記述でだるま落としゲームができていました。なるほどこれはすごい。

Android / iOS向けの書き出しで年間349ドル掛かるそうですが、確かに開発手段の有力な1候補になりそうですね。

ただ、「Androidとの相性がまだあまり良くなさそう」なことも併せて話しておられましたw

AIR for Android

Air-for-Android

@butchi_y さんが『AIR for Android』について発表してくださいました。

当然ですが、Androidには当然AIRをインストールした上でないと動作しません。
ですので、この場合「Androidアプリ」というよりも、「Android上で動作するAIRアプリ」といったニュアンスの方が近いのかもしれません。

そのAIRに対応するのが、Android 2.2からで(一部動かない端末もあり)、またAIR 2.6からiOS向けのアプリ書き出しにも対応する(AIR for iOS)ほか、加速度センサ・カメラ・マイクも対応しているそうです。

ただ、各社が発売するAndroid端末間にも多少の仕様誤差があるようで、その組み合わせによるサポートもややこしくなりそうですね。

ユーザーのみんながみんな最新版で揃えてくれれば問題ないのですが、やはりそうもいかず、@butchi_y さんが発表してくれたアプリも端末との相性もあるのか動作が不安定な箇所も見受けられました。

なるほど、Flasher注目のAIR for Android もまだ実用に耐えうるのか注意が必要だと言うことがわかりました。

インストール率について と その他参考サイト

「250,000超件のダウンロード」ということで、これがAIR for Androidの現在の利用状況ということですかね?

この25万ダウンロードと言う数なんですが、全世界展開してる端末の台数を考えると驚きの少さじゃないでしょうか?
このニュースエントリによると、スマートフォンの世界出荷台数4億5000万台のうちAndoroidのシェアが45%なので、
単純計算2億台ということになるのですが、そのうちの25万台がダウンロードと考えると、これはAIR for Android まだ全然始まってないんじゃ・・?

コメント欄にて、sugariさまに上記について指摘していただけました!

Androidからだと250,000超が表示の上限のようで、
PCからマーケットを見るとAIRのダウンロード数は5,000,000 – 10,000,000件ですよ

勘違いしていました!よく知らずに騒いでしまいすみません!
(表示の上限ってなんねんそれw)

でもまー、それでも1000万インストール / 2億台 なんですね。。

たかだが1プラグインのくせに母体を喰う恐れがあるから迫害されてるんでしょうか。。。?><
ちょっとまだ普及には程遠いのかもしれませんね。。

Flasher注目の『AIR for iOS』と『AIR for Android』について適当にググッたらヒットしたエントリー様も参考に追記しておきますね。

Unity

unity

@024t910 さんが3Dゲーム開発環境『Unity』について発表してくださいました。

Unityとは、「iPhone、ウェブ、Xbox360、PS3すべてのプラットフォーム向けに開発できる3Dゲーム用の開発環境」だそうです。
公式サイトのGalleryを見てみると、なるほどこいつはすごいものが出来上がりそうです。

というかこれはもう、Flasherが作ったカジュアルゲームというよりは、コンシューマー向けの本気ゲームな領域ですよねw
でもそれがUnityでは簡単に作れる、ということでしょうか。

 以下は、@024t910 さんがUnityを触っていく際にまとめていったリンク集エントリです。

Unitiyの開発がどういうものなのか、実際に3Dゲームのライブコーディングをしてくださったんですが、
コーティングというよりは、あまりソースコードを触ることもなくどちらかと言えば、3Dライブビューの中でパーツを配置したりして作っていました。

「へー、ゲームってそうやって作ってるんだ?」というぐらいお手軽に作っておられましたが、
ただですね、これを実現するためのいろいろ便利な機能をフル装備すると、
ライセンス一式でなんと 4,500ドルも掛かるそうです。安い高いは別として勇気はいりますねw

Titanium Mobile

titniummobile

@astronaughts さんが、『Titanium Mobile』について発表してくださいました。

web開発の人にとって身近な言語であるJavaScriptをベースに開発できることで注目を集めている『Titanium Mobile』。
短いコード記述で手軽に開発が可能なようです。

高機能なエディタを有した開発環境『Titanum Studio』(ただし、デバッガーが有料)も先日リリースされたようですし、数ある開発プラットフォームの中でも一番とっつきやすいと言えるかもしれませんね。

ただ、いくつかお話を聞いて注意したいと思ったことは、
「アクションゲームなどのリアルタイムな反応を必要とするゲームを作るのは苦手」だということです。

でもこのあたりは、例えばJavaScript製のゲームエンジンなどと併用した場合はどうなるのかなどそのあたりも気になるので、また今後調べてみたいと思います。

Mono touch

monotouch

@kamiyam さんが『MonoTouch』について話してくださいました。

が、すいません @kamiyamさん!
僕はこの時ちゃんと話を聴いてなくてw、「C#で開発する」ということしかメモれてませんでした。すいません!

モノタッチ、なんだかすごかったでしたよね、僕もそう思いました!!!1

その他の発表

僕の『enchant.js』で作ったクソゲーは次回更新時にでも発表させて頂きます。

2つの端末で、ピッチャーとバッターとに分かれて対戦できるゲームを紹介して頂きました。
「HTMLのcanvasの描画が重たかったのでCSSアニメーションで対処した」などの工夫を話していただけました。
node.js と webSocketを使ってリアルタイム通信を行っているそうです。(僕はあまりよくわかっていませんw)

JavaScript で作られた処理の重たそうなアニメーションの描画テストを発表して頂きました。
iPhoneで見るとやっぱり重たかったわけですが、@kjkmrさんが同じものをObjective-Cで作り直したところ、
「さっくさくやで」な軽快さを実現していました。さすがネイティブ言語は違いますね!

あと、勉強会とは直接関係はないのですが、個人的に「いいねボタン」を押した@fladdictさんのUIに関する良エントリも紹介させて頂きます。

まとめ

クラスプラットフォームな開発環境はまだまだ他にもあるそうです。

@hc_nakaharaさんによると、こういう開発環境は50個ぐらいはあるとのこと。

アレなんですかね、アプリ制作事業はもう飽和して美味しくないから、それならば開発プラットフォームを提供する側にまわって胴元としてライセンス商法で儲けよう、っていう狙いなんでしょうかね。

Objective-Cは嫌いなみなさんは、自分が既に体得している言語から開発環境を選べばいいかもと思いました。
Flasherである僕も、『AIR for iOS』『AIR for Android』を応援しながらいろいろ摘んでいければと思いました。

参加してくださった皆様、ありがとうございました!勉強になりました!!

「大阪てら子 40「そろそろモバイル開発について語ろうぜ」」への6件の返信

Androidからだと250,000超が表示の上限のようで、
PCからマーケットを見るとAIRのダウンロード数は5,000,000 – 10,000,000件ですよ

>> sugari さん

そうなんですか!勘違いしておりました!
よくわからず騒いでしまいお恥ずかしいです><
有益な情報ありがとうございます!!

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